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Skobelev, I. Yu.*; Ryazantsev, S. N.*; Kulikov, R. K.*; Sedov, M. V.*; Filippov, E. D.*; Pikuz, S. A.*; 浅井 孝文*; 金崎 真聡*; 山内 知也*; 神野 智史; et al.
Photonics (Internet), 10(11), p.1250_1 - 1250_11, 2023/11
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Optics)物質が高強度レーザーパルスと相互作用して生成されるプラズマの電荷状態の発展において、光電場と衝突電離の影響を明確に区別することは困難である。この研究では、プラズマキネティクスの時間依存計算を用いて、クラスターが十分に小さい低密度のガス状ターゲットを用いた場合にのみ可能であることを示した。Arプラズマの場合、クラスター半径の上限はmと見積もられた。
草間 義紀; 山本 正弘; JFT-2Mグループ
Fusion Science and Technology, 49(2), p.89 - 95, 2006/02
被引用回数:8 パーセンタイル:49.48(Nuclear Science & Technology)JFT-2Mトカマクにおける実験研究は、1983年4月27日のファーストプラズマに始まり、2004年3月に終了した。21年間の実験において、核融合エネルギー及びプラズマ物理の研究を主導する多くの優れた研究成果を挙げた。JFT-2Mでの全研究を網羅する特集号の最初の論文として、この論文はJFT-2M計画を概観する。
河内 哲哉; 佐々木 明; 田中 桃子; 岸本 牧; 長谷川 登; 永島 圭介; 小池 雅人; 大道 博行; 加藤 義章
Physical Review A, 69(3), p.033805_1 - 033805_4, 2004/03
被引用回数:16 パーセンタイル:57.77(Optics)われわれはニッケル様ランタンイオン4d-4p遷移(波長8.8nm)の強い増幅を観測した。用いた励起レーザーは小型のCPAガラスレーザーで励起エネルギーは18Jであった。この実験で励起レーザーパルスはプリパルスとメインパルスからなり、パルス幅は各々200ps, 7ps、パルス間隔は250psであった。KeV領域のX線分光と理論計算から、プリパルスの強度を下げることにより臨界密度付近のプラズマの温度を効果的に上昇させることができ、その領域からの電子熱伝導によって臨界密度よりも高い密度領域に実効的な利得領域を生成することを明らかにした。
田島 俊樹
Computational Plasma Physics, 528 Pages, 2004/01
近代的計算プラズマ物理学の手法を紹介する。特に最近応用の広がっている粒子シミュレーションの方法を、その発展に長年携わってきた著者が、初歩から上級までの諸法を理論的に展開する。粒子法と流体法の比較的紹介も行われる。さまざまの算法(陰解法,一般座標系,高精度解法等)も系統的に提示される。また、その原理のみならず具体的応用例も示され、特に核融合プラズマや天体プラズマへの応用の数々が披露される。ペーパーバック化にあたり若干の誤植の改訂を行った。
河内 哲哉; 加道 雅孝; 田中 桃子; 長谷川 登; 永島 圭介; 助川 鋼太*; Lu, P.; 高橋 謙二郎; 難波 愼一; 小池 雅人; et al.
Applied Optics, 42(12), p.2198 - 2205, 2003/04
被引用回数:27 パーセンタイル:72.19(Optics)X線レーザー研究専用の、2つのチャープパルス増幅ビームからなるNd:ガラスレーザーを開発した。このレーザーは、各々のビームにおいて最大20J, 1.3ピコ秒の出力を持ち、プリパルスのパルス幅を調整するための特徴的な可変機能を持っている。このレーザーシステムと収差を持たない線集光システムを用いることにより、ニッケル様銀X線レーザーの高効率な増幅に成功した。
狐崎 晶雄; 吉川 庄一*
新・核融合への挑戦, 244 Pages, 2003/03
トカマク型による炉心プラズマの研究を主体に、プラズマ科学の分野での核融合研究開発の進展を解説し、核融合研究の現状を広く周知を図る。ヘリカル型,慣性核融合にもすこし触れている。超高温プラズマとは/電流ホール/核融合発電/プラズマと磁場/プラズマの閉じ込め/衝突による粒子と熱の流れ/プラズマ中の揺動による熱の流れ/輻射による熱の流れ/プラズマの加熱/プラズマ電流を流す/プラズマの計測/プラズマと真空容器/断熱層/ステラレータ/慣性核融合/核融合炉へ/国際協力/核融合の安全性/核融合炉の特殊な利用/未来への展望の計20章からなる。国内の委員会などで検討している方針との整合を図っている。
永島 圭介
プラズマ・核融合学会誌, 78(5), p.419 - 426, 2002/05
最近のプラズマ物理の研究分野において、相対論的レーザープラズマ相互作用は最も活発な研究テーマの1つになっている。本解説では、臨界密度以下のプラズマ中でのレーザープラズマ相互作用を簡潔に解説し、これに関連した実験結果と数値シミュレーションを紹介している。特に、準定常近似モデルを用いた相対論的レーザー自己収束,非線形レーザー航跡場,非線形パラメトリック散乱等の解析を説明し、さらに、粒子の運動論的効果を含めたより複雑な現象の解析では数値計算の重要性を挙げている。
久保 博孝; 洲鎌 英雄*; 村上 匡且*; 大澤 幸治*
プラズマ・核融合学会誌, 77(12), p.1252 - 1253, 2001/12
2001年10月29日-11月2日にLong Beachで行われた米国物理学会のプラズマ物理部門の第43回年会の出席者として、その概要(会議の構成,主な発表内容など)を、磁場閉じ込め実験,磁場閉じ込め理論,慣性核融合,プラズマ基礎に分けて報告する。
安積 正史
プラズマ・核融合学会誌, 77(5), p.457 - 463, 2001/05
プラズマ物性及び核融合研究の基礎となる磁気流体(MHD)モデルについて概観し、その有効性について述べる。まずフォッカープランク衝突項をもったブラゾフ方程式からMHD方程式を導出する過程とその物理的背景について述べ、この方程式に基づいてMHD平衡や波動・不安定性などの線型応答の基本的性質について議論する。最後に運動論効果等非MHD効果への拡張の試みについて紹介する。
緑川 克美*; 原 民夫*; 富江 敏尚*; 河内 哲哉; 加道 雅孝
プラズマ・核融合学会誌, 77(4), p.372 - 379, 2001/04
X線レーザーの高効率化のために行う実験的手法に関して過渡利得方式の電子衝突型レーザーを例にとり、その(1)イオン化過程,及び(2)励起過程について考察した。イオン化過程におけるエネルギー損失としては、冷たい固体領域への電子熱伝導が重要であり、励起過程に関しては、加熱レーザーパルスのエネルギーが吸収される領域を如何に小さくすることができるかが重要となる。これらの点を満たす方法として、極薄膜ターゲットを用いる方法が考えられ、その方法を用いた予備実験の紹介等を行う。
河内 哲哉
プラズマ・核融合学会誌, 77(2), p.140 - 145, 2001/02
X線レーザーを考えるうえで基礎となる知識を中心にQ&A集を作成した。基礎といっても幅広いためにおもに定義,ほかの光学との比較等に重点を置き、以下のような問題とそれらに対する現時点での解答を用意した。(1)X線レーザーの定義。(2)X線レーザー誕生までの試み。(3)X線レーザー誕生後の研究。(4)X線レーザーとほかの光源との違い。(5)X線レーザーの反転分布生成法。(6)電子衝突励起型とは。(7)再結合プラズマ型とは。(8)なぜ短波長レーザーには大きな励起エネルギーが必要か。
那珂研究所
JAERI-Review 99-022, p.118 - 0, 1999/09
那珂研究所の平成10年度の核融合研究活動の内容について報告する。主な活動は、JT-60とJFT-2M、日米協力によるDIII-Dにおける高温プラズマの研究、及び炉工学技術開発(ITER工学R&D)を含むITER工学設計活動(EDA)である。主な成果としては、JT-60Uでの重水素放電において、透過エネルギー増倍率Q=1.25の高性能負磁気シアプラズマを生成したことなどである。ITER工学R&Dでは、超伝導磁石の分野で中心ソレノイド・モデルコイル外層モジュールが完成し、那珂研へ搬入されたことなどである。平成10年度6月にITERの最終設計報告書がITER理事会で正式に受理された。米国を除く欧州、ロシア、日本が3年間のEDAの延長に合意し、技術目標の低減とコストを削減した設計を行うべく作業を進めている。
那珂研究所
JAERI-Review 97-013, 116 Pages, 1997/10
那珂研究所における平成8年度の研究活動について報告する。JT-60においては、高ベータ・ポロイダル放電において核融合三重積の世界最高値を更新し、1.5310keV smを達成した。また、負磁気シア放電の最適化により重水素プラズマ性能を向上させ、燃料の半分が三重水素であったと仮定すると透過臨界条件を達成した。W型のセミクローズド化ダイバータの改造工事に着手した。JFT-2Mにおいては、クローズド化ダイバータの実験を進めるとともに先進材料トカマク実験を開始した。ITERの詳細設計報告書が第11回ITER理事会で承認された。ITER工学R&Dとして、超伝導磁石、真空容器、遠隔操作、負イオン源、ジャイロトロン、プラズマ対抗機器、ブランケット、トリチウム、安全性等について研究開発を進めた。
那珂研究所
JAERI-Review 96-016, 110 Pages, 1996/11
那珂研究所における平成7年度の研究活動について報告する。JT-60Uにおいては、高ベータ・ポロイダル放電において核融合積の最高値を更新し、1.210keV・s・mを達成した。断面形状の三角形度増加により安定性を改善し、磁気シア反転によって閉じ込め性能を改善した。トカマクへの世界初の負イオン中性粒子入射を開始し、ダイバータ改造の設計を進めた。JFT-2Mにおいては、クローズダイバータの初期的な結果を得た。数値トカマク実験(NEXT)計画を発足させた。ITERの中間設計報告書が、第9回ITER評議会で正式に承認された。ITER工学R&Dとして、超伝導磁石、真空容器、遠隔操作、負イオン源、ジャイロトロン、プラズマ対向機器、ブランケット、トリチウム、安全性等について研究開発を進めた。
木村 晴行
プラズマ・核融合学会誌, 72(2), p.170 - 171, 1996/02
1995年11月6日-10日に開催された米国物理学会プラズマ物理分科会の報告を行う。米国の磁気核融合開発予算の削減があったものの、全体の発表件数は前回並みであった。磁場閉じ込め核融合関係ではトカマクにおける反転磁気シアが話題の中心であった。TFTR、DIII-D、JT-60U等から反転磁気シアによる閉込めの改善、輸送解析、MHD安定性解析、非誘導電流分布制御による維持等、多くの発表があり、トカマクの性能向上に新しい展開が見られた。(概要及び磁場閉じ込め核融合分野の執筆を分担)
那珂研究所
JAERI-M 93-193, 127 Pages, 1993/10
原研・那珂研究所における平成4年度の研究開発活動について報告する。
核融合研究開発推進センター
JAERI-M 82-154, 169 Pages, 1982/11
核融合研究開発推進センター(核融合研究部および大型トカマク開発部)における1981年4月から1982年3月までの研究開発の現状とその成果をとりまとめたものである。
森林 健悟
no journal, ,
重イオンビームの動径線量分布は、重イオンの生物効果の解明、重粒子線癌治療の治療計画、重イオンによる半導体の損傷の解明などで利用されているが、これらの研究で重要な領域である重イオンビームの軌道付近は不確かである。そこで、この分布を現実に近づけることを目指して、動径線量シミュレーションモデルの開発を行った。不確かになる理由は使用されているパラダイムに欠点があるためであることを突き止め、この欠点を克服したモデルの開発に成功した。このシミュレーションでは、多くの原子分子過程のデータを使用する。さらに、重イオンの軌道近傍にプラズマが発生し、そのプラズマが治療効果に関係する可能性があることを明らかにした。講演では、このシミュレーションに使用した多くの原子分子過程及びこのプラズマの効果を説明する。
浅井 孝文*; 井上 千裕*; 豊永 啓太*; 神野 智史; Ryazantsev, S.*; Pikuz, T.*; 山内 知也*; 金崎 真聡*; 福田 祐仁*
no journal, ,
関西光科学研究所のJ-KAREN-Pレーザーを集光してクラスターターゲットに照射し、第二次高調波発生を確認した。発生した第二次高調波の偏光計測を行ったところ、レーザーで生成したプラズマを通過した成分の偏光面が回転していることが明らかとなった。この結果は、レーザー軸を中心とした渦状磁場が生成していることを示唆している。